「あ~ぁ。しばらく部活は高みの見物だ( ノД`)シクシク…」病院から帰ってきた子どもがなげいています。
どうやら、怪我の具合がひどかったらしく、しばらく運動は禁止になったみたいです。
それにしても、何だか変な使い方。
どうやら、「自分が参加していない物事見ていること。」を「高みの見物」だと勘違いしているみたい・・・。
そこで、正しい意味を理解してもらおうと一緒に調べることにしました(*´▽`*)
一緒に調べることで子どもだけでなく、私も深く理解することができましたよ!
今回は、高みの見物の意味や語源について紹介します!
まずは、意味から一緒に見ていきましょう。
高みの見物の意味・読み方!
「高見の見物」でも「高みのみもの」でもありませんので、間違えないように気を付けましょうね。
自分には直接関係ない物事だから、気楽に成り行きを眺めれいられる。という様子を表した言葉ですね。
「高みの見物を決め込む」や「高みの見物といこう」といわれることもありますよ。
よく勘違いされますが、「人を高い場所から、馬鹿にして見ている様子。」は、「高みの見物」の意味ではありません。
しかしこれ、意味としては間違っていますが、使い方としては正解。
「人を見下すこと」を表す言葉としても使えるので、覚えておいてくださいね。
次の章では「高みの見物」がどんな過程で生まれたのかを紹介します!
高みの見物の語源・由来とは?
「高みの見物」のもともとの意味は、「高い場所から、興味本位に物事の成り行きを傍観すること。」でした。
「高み」は、「周囲より高い場所。」
「見物」は、「催し物や名所旧跡などを見て楽しむこと。」という意味です。
高いところから見て楽しめるということは、当事者ではないということですね。
でも、見物しているということは興味があるということ。
ここから、「関係のないの立場から、興味本位に物事の成り行きを傍観すること。」という意味に転じていったんですね。
「高みの見物」は、単語の意味通りの言葉ですので、気軽に使えそうな言葉ですね。
次の章で、使い方を紹介していきますので見ていきましょう。
高みの見物の使い方・例文!
では早速、使い方を見ていくことにしましょう。
トラブルに巻き込まれないように、あえて「高みの見物」をし、第三者で居ようとしている使い方ですね。
こちらは、気楽な立場からゆっくりとみることを表現している使い方ですね。
高みの見物ではいけないときに、していたので他の人を怒らせてしまった…という使い方です。
協力すべきことは協力する。「輪」って大事ですからね。
こちらは、見下すという行為を高みの見物で表現しています。
されているほうはあまり気分がよくないでしょうね。
というふうに、「高みの見物」を使います。
例文を見て、「おっ!これなら使えそう!」と思っていただければ嬉しいです!
まとめ
いかがでしたか?「高みの見物」の意味や語源・使い方を見てきました。
「高みの見物」の類語にはこんなものがありますよ。
- 対岸の火事:自分には関係がなく、なんの苦痛もないこと
- 向かいの喧嘩:「対岸の火事」と同じ
- 山門から喧嘩みる:事件と関係のない安全な場所で、事のなりゆきを興味本位で見物すること
- 第三者的な態度:集団の外から内を見るような態度
- 静観する:行動を起こさずに物事の成り行きを見守ること
英語でも、実は「高みの見物」にあたる言葉もあるんですよ!
To see it rains is better than to be in it
直訳すると「雨の中にいるよりも、見ているほうが良い。」です。
確かにずぶぬれになってしまうよりも、風流に雨を室内から眺めているほうがよいですね。
個人的には、この表現が気に入ってしまいましたヽ(^0^)ノ
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