ママ友ランチ会でのこと。
「Aさんってキラキラ主婦!って感じでインスタあげて頑張ってるけど、昨日スッピンで歩いてるの見ちゃったわ!別人だった!」
「えーびっくり!とうとう馬脚を現したってわけか!普段からインスタの写真、必死に撮ってるんだろうねー」
主婦の噂話あるあるですよねー!
会話の中で出てきた言葉「馬脚を現す」って…いったいどんな意味があるのでしょうか?
こんな風にふと耳にすることはあるけど、意味まではよくわからない…そんな言葉って結構ありますよね。
今回は、馬脚を現すの意味や語源、使い方について、わかりやすく説明していきます!
実は意味を知っておくと、なかなか使える便利な言葉なんですよ。
早速、意味から見ていきましょう!
馬脚を現すの意味・読み方は?
Aさんはインスタのキラキライメージから一転、みんなと同じ普通の主婦だということがバレてしまったんですね(´;ω;`)
しかし、なぜ「馬脚を現す」で「隠していた正体がバレる」という意味になるのでしょうか?
文面だけを見ると「馬の足」ですし、悪い意味なら馬に失礼なような気もします…
ですが!実は、とても面白い語源がある言葉なんです。
しっかりとした理由があるからこそ、こんな使われ方をしているんですよ!
それでは語源について、引き続き見ていきましょう
馬脚を現すの語源とは?
「馬脚を現す」でまず気になるのは、そもそも「馬脚」ってなんなのですね。
実は、馬脚とはお芝居で馬の足を演じる役者さんのこと!
特に後ろ足を指すことが多く、彼らは自分の姿を隠しながら馬の足を演じます。
上手い人が演じるのはとても見事なものですが、下手な人が演じると、うっかり姿を見せてしまい中に人が入っているのがバレバレ!なんてことに…
せっかくのお芝居なのに人の姿が見えてしまっては残念(-_-;)
そのことから「馬脚を現す」は、「隠しておいたことがバレること」を言うようになりました!
使い方としては、「悪いこと」に使う言葉なんですよ!
なぜなら「隠しておきたいこと=悪いこと」と考えられて、それがバレてしまう、つまり「悪事が明らかになる」という意味で捉えられているからなんです。
「馬の足」と「悪事」が繋がるなんて想像も出来ませんでしたが、こんな語源が隠されていたんですね!
では、次は実践編ですよ!
「馬脚を現す」はどんな使い方が出来るのでしょうか?
せっかく覚えた言葉ですから、使いこなせるようになりましょう!
馬脚を現すの使い方・例文!
「馬脚を現す」を使った例文をあげていきますね!
- 「馬脚を現した詐欺師」
- 「猫をかぶっていた女が、いよいよ馬脚を現す!」
- 「浮気夫がとうとう馬脚を現した」
このように「正体がバレた!」そんな時に使う言葉です!
ネガティブなイメージを持ってしまうかもしれませんが、思い返してみるとあなたの周りにもこういう人っていませんか?
犯罪のような悪い意味ばかりではなく、冒頭で触れたインスタのキラキラママのように、人は少なからず猫をかぶっていたり、何かしらの二面性を持っているものですよね。
そんなイメージも含めて捉えてもらえたら、スムーズに使っていけると思いますよ!
もちろん、基本的には悪い意味に使いますからそれはしっかりとベースに置いてくださいね!
ちなみに、「馬脚を現す」を「馬脚を露す」と表現することがあります。
どちらが正解!と決まっているわけではありませんが、「馬脚を現す」は、元々は中国の古代劇による出典で、中国では「露出馬脚来」というそうです。
そこから「露(あらわ)になる」という意味の「露」と表記されることもあるのですが、日本語としては「露す」という表記はないので、「現す」と使われています!
どちらも間違いではありませんので、参考までに覚えておくといいですね!
さいごに
最後に、「馬脚を現す」の類義語をまとめましたので紹介していきます!
- 「化けの皮が剥がれる」
- 「尻尾を出す」
「ばけのかわがはがれる」と読みます!
「隠していた素性や物事の真相がバレること」という意味がありますよ。
「しっぽをだす」と読みます。
意味は「隠していたことやごまかしが露見すること、ぼろを出すこと」です!
化けた狐や狸が尻尾を出して正体を見破られることから生まれた言葉なんですよ!
今回は「馬脚を現す」の意味や語源、使い方について解説をしてきました!
ネガティブな意味の言葉ですが、よく考えてみるとたくさん使い道があるんですよね。
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