「わ!なにこれドロドロ!」
先日、洗濯カゴの中に、ものすご~く汚れたTシャツが押し込まれていました。
これって、子どもが無意識に「木を隠すなら森の中」を実践したんだなぁ~とおかしかったです(*^-^*)
でも、どうして「木を隠すなら森の中」なんて表現をするんでしょうか?
使い慣れた言葉だけれども、「なぜ」そんな表現をするのかまではわからない。
そんな言葉は、意外と多いものです。
今回は、そんな言葉のひとつ「木を隠すなら森の中」の紹介です。
なんだか、似たような言葉もあるんですよ!
言い間違えて恥をかかないためにも、しっかりと見ていきましょう。
では、まずはじめに意味と読み方から一緒に見ていきましょうね。
木を隠すなら森の中の意味・読み方!
「木を隠すなら森」とも言われます。
意味を見ればすぐに納得のできる言葉ですね。
木を隠すなら森の中の語源・由来とは?
「木を隠すなら森の中」に語源ははっきりとしていません。
しかし、「有力説」と呼ばれるものがあるので、今回はそちらを紹介します。
何かものを隠すのであれば、同じものが沢山あるものに隠すのが一番見つかりにくい。
そんなことを、表現している一文ですね。
推理小説だけあって、ちょっと物騒な単語も出てきていますが…
実は、当たり前のことを、当たり前に言っているだけのことなのです。
確かに、他のものでも表現することはできるでしょう。
例えば…「石を隠すなら砂利の中」なんてどうでしょうか?
しかし、上手い表現をしたものが有名な小説の中にあったからことわざとして使ってしまおう!
その方が、きっと耳に入ってきやすいはず。
そんな理由で使われるようになったのでしょう。
ことわざって難しく考えがちですが、こういったものが意外と多いんですよ。
木を隠すなら森の中の使い方・例文!
では「木を隠すのは森の中」を、実際に使ってみましょう。
「上手く隠したい」」という思いを表すのに、「木を隠すなら森の中」を使っている例文でしたね。
他にはどんな使い方があるのでしょうか?
「意図的ではないがわかりにくいところに、紛れ込ませてしまった。」ことを表すために使っている例文です。
こういうことって実際、よくありますよね…
現代の日本では「森」が身近にある人って限られていますよね。
「木を隠すなら森の中」は現代風にいうと「人を隠すなら人混みのなか」なんかが、ぴったりくるのかもしれませんね。
と、このように「木を隠すなら森の中」を使います。
何かをうまく隠したい時などを表現する場合に、ぜひ使ってみてください。
まとめ
いかがでしたか?
「木を隠すなら森の中」の意味や語源・使いかたを見てきました。
「木を隠すなら森の中」の類語にはこんなものがありますよ。
- 木を隠すなら森に隠せ:「木を隠すなら森の中」に同じ
- 木のために森が見えない:「木を隠すなら森の中」に同じ。ドイツやイギリスではことらの表現が使われる。アメリカ式の英語で表現すると「You cannot see the forest for the trees.」、イギリス式の英語で表現すると「You cannot see the wood for the trees.」となる。
- 木はしばしば森を隠す:フランスのことわざ「L’arbre cache souvent la forêt.」森の中にいて木の真ん前でその木を見ていると、森全体が見えないということ。
最後に似たような言葉をご紹介して終わりにしましょう。
木を見て森を見ず:「小さいことに心を奪われて、全体を見通さないこと。
同じように「森」と「木」が出てくるので、勘違いしてしまいそうですよね。
気を付けましょうね!
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