突然ですがあなたは、日々の会話の中で間違った言葉の使い方をしていませんか?

日本人でも日本語ってややこしくて難しいですよね。


腰を据える


同じ意味でも使い分けが難しかったり…漢字が難しかったり…

しかしその間違った知識のまま使っていると、相手には違う意味で伝わってるなんてことも(;´Д`)

そんなことにならないためにも正しい知識をつけておきたいですよね!

そこで数ある言葉の中から、今回は「腰を据える」の意味や使い方について紹介します!



腰を据えるの読み方・意味とは?


「腰を据える」「こしをすえる」と読みます。

  • 「腰を下げてどっしりと構える、落ち着く
  • 「一つの事に集中して落ち着いて取り組む」
  • という二つの意味があります。



    どちらもゆっくりと腰を落ち着けるという意味がありますね。

    文章からその光景を想像したら意味もわかりやすいのではないでしょうか。

    では読み方と意味がわかったところで、次はこの言葉の語源についてご紹介します!


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    腰を据えるの語源とは?

    まず、「腰を据える」の「据える」とはどういった意味なのでしょうか。

    「据える」という言葉の意味は複数存在しますが、この言葉に関係するものだと「落ち着いて動かないこと」「安定すること」などがあります。

    据えるという言葉だけで、言葉の意味とほとんど同じような意味を持つのですね(;゚Д゚)!


    ちなみに、中世以降では「据える」は「据ゆ」「据ゆる」と表現されていたそうですよ。

    そして、「腰」は、身体を表す「月(にくづき)」に「要(かなめ)」という字で成り立っています。

    昔は「要」という漢字一文字で腰という意味だったこともありました。

    腰という字を使ったことわざは「腰が立たない」「及び腰になる」など色々とありますが、多くが人の動作などを表した意味。

    同じように「腰を据える」とは「身体の要である腰を持つ者が落ち着いて安定して物事に取り組む」というな意味を持つようになりました。

    ここまでで読み方や意味、語源をご紹介しましたが、実際どのような場面で使用するのが正しいのでしょうか?

    次はいよいよ具体的な使い方や例文をご紹介します!


    腰を据える

    腰を据えるの使い方・例文!

    腰を据えるには、大きく分けて二つの意味があります。

    会話の中でどうやって使いわけていけばよいのでしょうか?


    まず、「腰を下げてどっしりと構える、落ち着く」という意味においての使い方です。

    • この家はとても居心地が良いので、腰を据えて住もうと思う。
    • わたしは休憩がてらこのベンチに腰を据えた。

    など、文章を見ただけで腰を下げてどっしりと構えている様が思い浮かびますね。

    この意味での使い方は、主に自分がどっしりと構えている様子が見て取れる時に使います。


    次に、「一つの事に集中して落ち着いて取り組む」という意味においての使い方です。

    • 勉強が終わったぼくは腰を据えて小説を書き始めた。
    • 学校から帰ってきてすぐ腰を据えて宿題に取り掛かった。

    など、自分が落ち着いているという状況と、一つの事に集中しているという二つの状況が見て取れる時に使います。

    どちらの意味も日常生活で見る事の多い状況ですよね。

    その状況によって今はどちらの状況かを考えながら活用できると、使う事に慣れていきますよ!


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    まとめ

    最後に「腰を据える」の類義語についてご紹介します。

    「地に足をつける」「根が生える」「気持ちが入る」「動かない」などがあります。

    ちなみに、「腰を据える」のように「腰」のつくことわざは多数ありますが、「据える」とつくことわざも他にもあります。

    「目を据える」「腹が据える」また、少し違う言い回しだと「肝が据わる」という言葉もあります。どのことわざも身体の一部に「据わる」という言葉が合わさったものです。

    「据わる」という言葉が付いているとどれも同じような意味なように感じますが、

    • 「目を据える」は「一点をじっと見つめること」
    • 「腹が据える」は「覚悟を決めること」
    • 「肝が据わる」は「落ち着いていて滅多な事には驚かない、度胸がある」

    という意味になります。

    同じ「据える」という言葉が付いていても、ここまで意味に違いがあるんですね!

    日常生活の中で、ここは使える!という場面があれば是非活用していってくださいね!


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