「かつをいれる」という言葉を打ったら、変換候補に「活を入れる」と「喝を入れる」が出てきてしまったんです。
「活」なのか「喝」なのか、どちらかわからず文章を作成する前に「かつをいれる」を調べることになってしまいました。
言葉としては知っていても、漢字表記に悩む言葉は、意外と多いですよね。
誤表記で恥をかかないためにも、失礼なことにならないためにも、今回は「活を入れる」について詳しく紹介します!
まずは、意味と読み方から一緒に見ていきましょう。
活を入れるの意味・読み方!
「活」を「喝」と書くと誤表記になるということは、「活」に大きな意味がありそうですよね。
次の章を見てみましょう。
活を入れるの語源・由来とは?
「活を入れる」の語源は、「柔道」に関係があります。
柔道では、練習中や試合中に気絶することがあるそうです。
もちろん、他のスポーツでも気絶する可能性はありますが、柔道はその頻度が他のスポーツに比べて高い(;゚Д゚)!
そして、気絶した人の目を覚まさせるために使う方法が「活を入れる」の語源になっているのです!
その方法は、「活法(かっぽう)」とよばれ、驚くことに戦国時代からある方法なんですよ。
活法は、気絶した人の胸や腹、背中などを強く圧迫して刺激を与え目を覚まさせる方法。
薬が貴重なものであった当時は、戦場でも利用されていたんですよ。
ちなみに、敵を殺すための方法としても、使われていたそうですが…
また、「活」には「やる気」や「生命力」という意味もあるのでこちらの影響もあり、「活を入れる」の意味が「元気付けること、活力を与えること。」へと転じていったんですね。
なるほど、「喝」は「修行者をしかるときなどに大きな声で発する言葉。」ですから、意味とあわない表記となるのは納得です。
語源を知ったことで、「活」と「喝」の違いも知ることができましたね。
活を入れるの使い方・例文!
では早速、例文を用いながら「活を入れる」の使い方を紹介していきますね(*^-^*)
試合前になどでよく見られる光景ですね。
「気合を入れる」という意味で「活を入れる」が使われています。
「しゃきっとしなさい!」というような状況でしょうか?
「活を入れる」はこんな風にも使えるんですね。
「気合をれる」という意味で使っています。
こんな風に「元気付ける」といった具合にも使えるんですよ。
勘違いしがちな使い方の例ですね。「活を入れる」はけっして「怒鳴る」ことや「叱る」ことではありません。
「怒鳴る」や「叱る」という意味があるのは「喝」の方でしたよね。
こちらでは「一喝される。」が正しい言葉選びになります。
と、このように「活を入れる」を使います。
間違えて使って恥をかかないように、しっかりと例文を参考にしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
「活を入れる」の意味や語源・使い方を紹介してきました。
「活を入れる」は「やりたい」という気持ちにもっていくための言葉でしたね。
他にも、こんな言葉で表現できますよ。
- ムチを入れる:人を励ましたりったりすること。
- 奮起させる:勇気・元気をふるい起こさそうとこと。
- 動機付けをする:人が目的や目標に向かって行動を起こして達成までそれを持続させること。
- 導火線に火をつける:何か物事を引き起こすきっかけを作ること。
などがあります。
CMで聞く「やる気スイッチを入れる」なんて表現も類語に入るのではないでしょうか。
英語だと、
- fire up(気合を入れる)
- bget hyped up(奮起する)
などで、表現できますよ。
関連記事(一部広告含む)