「あ~!どうしよう!大変だ!」

職場でどうしようもないトラブルが発生!あなたは冷静さを失ってとても困っています。

するとそこで先輩が一言、「どうした?そんなに頭を抱えて」


頭をかかえる

あなたはこの言葉が何だかわからず、せっかく心配して話しかけてくれた先輩との会話が成り立ちませんでした。

こんな時、先輩にはなんと返事をしたらよかったのでしょうか?

そんなことにならないよう、今回は、「頭を抱える」について意味や語源、使い方の解説をしていきます!



頭を抱えるの意味・読み方は?


「頭を抱える」読み方は「あたまをかかえる」です。

意味は「心配なことや悩みごとがあって考え込む、困り果てること」ですね。



冒頭での話しは「そんなに困ってどうしたの?」と言ってくれていたんですね!優しい先輩です(*^-^*)


しかし何故「困り果てること」が「頭を抱える」と言われ、使われるようになったのでしょう?

早速、その語源について勉強していきましょう!

この言葉についてもっと深く知ることが出来ますよ。


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頭を抱えるの語源とは?

「頭を抱える」の語源について説明していきます。まずは文章をバラして考えてみましょう!

「頭」は、「あたま」ですよね。

心配ごとや悩みごとは、みんな頭で考えています。

「抱える」は、

  1. 物を囲むように腕を回してもつこと
  2. 自分の負担になるようなものをもつこと

などの意味がありますよ!


これを踏まえて考えていきましょう。

人間は困ったことがあると、頭で考えて、悩んだり不安になったりします。

あまりに考え事をしすぎると、ストレスがかかって頭がボーッとしたり、痛くなったり、もしくは何も考えられなくなったりしますよね。

そんなときに頭に手を回して抱え込んで悩んだりします。

困り果てて頭に手を添えてみたり、気付かないうちに無意識にしていることってよくありますよ。


あなたもそんな経験があるのではないでしょうか?

人間が悩むと、頭に触れたり、頭を抱えることはとても自然な動きだそうですよ。心理学でもそのような考えがあるそうです。

これは「抱える」の意味の①「物を囲むように腕を回してもつこと」がリンクしますよね!


また、「抱える」の意味の②「自分の負担になるようなものを持つこと」もこれに当てはまりますよ。

「悩み」や「心配事」は「自分の負担」に違いないですよね!

悩んで頭を抱える動きと、心の中に負担を持つこと、見た目と中身の2つの意味から「心配なことや悩みごとがあって考え込むこと、困り果てること」が「頭を抱える」という表現で使われていると推測されます。


ここで気になるのは「頭を抱える」は実際にどんな風に使うことが出来るのか?ではないでしょうか?

次でその使い方にスポットを当てていきます!


頭を抱える


頭を抱えるの使い方・例文!

「頭を抱える」の使い方について説明します!

例文をあげていきますのでどのような使い方がされているか見てみてくださいね!

  • 「たくさんの支払いに追われてしまい、頭を抱える」
  • 「彼、彼女を怒らせた原因がわからないんだ!って頭を抱えていたよ」

このように困り果ててしまった時、どうしようもない時に使うことが出来ますね!

どうしよう…とその事ばかりを考えてしまうようなニュアンスです。


ちなみに、この例文を見ただけでも「その人が実際に頭を抱えている様子」が想像出来ますよね!

それだけ「頭を抱える行動」とその意味がリンクしていると言えるでしょう。


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さいごに

ではここで、「頭を抱える」の類義語を紹介したいと思います!

  • 「頭が痛い」
  • 「あたまがいたい」と読みます。意味は「解決が難しい問題で心配したり、悩んだりすること」という意味がありますよ。

    頭痛のことではないので気を付けてください。

    例えば「お局様に目をつけられて頭が痛い」などと使うことが出来ます。

    あまり考えたくない、考えるのが苦痛だ、というニュアンスが含まれています。

  • 「苦境に立つ」
  • 「くきょうにたつ」と読みます。「苦しい境遇、苦しい立場」という意味がありますよ。

    例えば「余計な事を言ったせいで、苦境に立たされてしまった」などと使ったり出来ますね!

  • 「四苦八苦」
  • 「しくはっく」と読みます。意味は「苦労すること、散々悩むこと、非常な苦しみ」などの意味があります。

    例えば「新たな分野に転職して四苦八苦する」などと使うことが出来ますよ。



今回は「頭を抱える」について説明してきました。言葉のイメージを掴むことは出来ましたか?

「心配なことや悩みごとがあって考え込む、困り果てること」という意味がありしたね!


私たちが生活していく上で、心配事があったり、何かに悩んだりすることは当たり前のように起こり得ますよね。

「頭を抱える」場面は今後もたくさん訪れると思いますが、そんな人がいたときに手を差しのべてあげられたら素晴らしいことですね。

そして、悩むことは悪いことばかりではありません!頭を抱えていても、それを解決出来たらもっと素晴らしいことです!

十分に頭を抱えて自分にとっていい答えを見つけられる大人を目指していきましょう!


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