先日、同僚から「上司に意見を言ったら、逆切れされて二の句がつげなかったよ」と言われました。

なんとなく意味は分かるんですが、正しい意味や使い方は正直分かりません…。

あなたも、こんな経験ありませんか?


二の句がつげない


特に大きく間違えてなかったら良いのですが、真逆の意味だとしたら大変です。

そこで今回は、二の句がつげないの意味や語源、使い方について紹介しますね!



二の句がつげないの意味・読み方は?


「にのくがつげない」や「にのくがつげぬ」と読みます。

正確な意味は、驚いたり、呆れたりして次の言葉が出てこないこと



「二の〇〇」と一文字違いでも、意味合いは二番目のものを表す言葉が多くあります。

例えば「二の次」や「二の酉」、「二の丸」などこれらは「二番目の○○」。


また、「く」とは「句」で、文章中の一区切りのこと、語のまとまりの意味。

さらに「つげない」は漢字で「継げない」と書き、「継ぐ」とはものの続きを絶やさないようにすること。

直訳すると「文章を続けてようとしても次の言葉がでてこない」という意味になります。


「つぐ」を「告ぐ」と間違えやすいので、注意が必要。

告ぐの語源は「継ぐ」と同じで言葉を人に伝えることですが、伝える知らせるという言葉です。

あくまでも言葉の続きを絶やさないということから、漢字は「継ぐ」と書きます。


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二の句がつげないの語源

「句」を調べていくと古くは平安時代までさかのぼります。

和歌や漢詩の一区切りを「句」と表現したようです。

平安時代に始まった和歌は貴族たちの知性と教養を表し、大勢で集まって和歌を披露しあう歌合せ(うたあわせ)は文学的遊戯として親しまれ、現在まで続く文化となりました。

その和歌を朗詠する時に、第一句の終わりから二の句に移るとき、急に高音になるため続けて読み上げることが難しいことからできたのが【二の句】


ちなみに、平安時代の朗詠会は教養を披露するだけでなく、読み手の声の出し方、感情表現も判定基準に含まれていたそうですよ。

失敗しやすい二の句を上手に読み上げる人は人気者になったんでしょうね(#^.^#)

まるで現在のカラオケボックスの採点みたいで、なんだか親近感が湧いてきます。


二の句の語源

二の句が継げないの使い方・例文

では、どのように【二の句が継げない】と使えばいいのでしょうか?

分かりやすくまとめると、自分が①驚いていたる②呆れている状態で言葉が出てこなかった時が「二の句が継げない」

冒頭の例文は、上司に逆切れされて驚いたのが原因で言葉が出てこない、まさに①驚いているときですね。


では、呆れている状態はどうでしょうか?

「あまりに簡単に言われたので、男は二の句もつげず立ちつくした。 」

「これには全員、二の句もつげずに目をみはっている… 」

どちらも相手の言葉に声が出てきていませんが、相手を軽蔑している雰囲気も感じます。

呆れたの【二の句が継げない】状態は、相手にも自分にも使うことがないように、誠心誠意の仕事をして人間性を高めたいですね。


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また、英語ではat a loss for wordsと書きます。
直訳すると「言葉を失う」です。

例文も紹介します。
I was so surprised that I was speechless at a loss for words.
(驚いて二の句が継げなかった)



二の句が継げないのまとめ

最近では「絶句する」もよく使うようになりました。

語源は漢詩の形式の一つで、四コマ漫画のように起・承・転・結の四句からなります。

意味は話の途中で言葉に詰まること。

演劇のセリフや演説の途中でつかえて言句の出ない状態のことをいいます。

同じ印象の言葉ですが、驚いたり呆れた時の言葉が出てこない状態ではないので、「二の句が継げない」と混同しがちですが、注意が必要。


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