あなたも「後ろ髪を引かれる思いがした」なんて経験をしたことありますよね?


後ろ髪を引かれる


仕事やプライベートでも比較的よく使う言葉ですが、正しい意味を知らないですね。

ちなみに、「この世に後ろ髪を引かれている霊の仕業だ!」などと、幽霊などにも使います。

普段何気なく使っているけど、もしかして生きている人に使うとすごく失礼な言葉かも…。

そこで今回は、後ろ髪を引かれるの意味と使い方について紹介します!

後ろ髪を引かれる前に、一緒に見ていきましょう。


後ろ髪を引かれるの意味・読み方とは?


「うしろがみをひかれる 」と読みます。

意味は、未練が残って、きっぱりと思い切れないこと。心残りがしてなかなか思い切れない様子のこと



この意味を考えると、幽霊に対して使うことは納得できますね^^

ではなぜ心残りがあると後ろ髪が引かれるのでしょうか?

「後ろ髪」とは何か詳しく調べてみましょう。


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後ろ髪を引かれるの語源とは?

「後ろ髪を引かれる」の語源は、まるで後頭部に生えている髪の毛を掴まれてなかなか前に進めないように、気がかりが残っていてなかなか思い切れない様子からできたことわざです。

後ろ髪は、そのままの意味で後頭部周辺の髪の毛を意味します。

また、「後ろ」には様々な意味もあり、

  1. 正面の反対語としての「後ろ」
  2. 順序があととしての「後ろ」
  3. 過去の出来事としての「後ろ」

などがあります。

【後ろ髪を引かれる】には1と2を混同した意味合いで使われてますね。


過去の出来事に対して、残念に思う気持ちや後悔やする気持ちが募りに募って、未来に進むことができずにいることの「後ろ」。

それと前に進もうとするたびに過去の出来事が後頭部の髪の毛を掴まれて、前に進めずにいることの「後ろ髪」が合わさった意味だと考えるとなんだか切なくなってきますね。


後ろ髪を引かれた

後ろ髪を引かれるの使い方・例文

後ろ髪を引かれるを使った例文を紹介します。

後ろ髪を引かれるには、未練、後悔といった積年の思いが詰まっていて、そこから「後ろ髪を引かれる」の後には「思い」と付け加えて使うことがあります。

  • 未練を残している人に対して第三者が使うとき
  • 和尚さんはお寺に伝わる幽霊談を語ってくれた。

    「赤ん坊を産んですぐに亡くなった若い母親がおった。

    母親は産まれた我が子が泣かないように毎晩子供をあやしに来ては子守唄を歌って聞かせていた。

    よっぽど子供のことで後ろ髪を引かれていたのだろう」

    この場合は、誰が何に対して未練を残しているのか、未練を残した人がどんな行動を取っていたのかを書きます。

  • 本人が未練を残している場合
  • 足早に家から離れる母の手を必死に握りながら私はもう一度我が家を振り返った。

    もう二度と両親と兄とこの家で一緒に暮らすことはできないのだと、幼いながらに理解できて後ろ髪を引かれる思いだった

    なぜ父と兄と一緒に暮らせないのか、ずっと家族四人で笑いながら暮らしたいと、様々な疑問と願いが心の中に溢れてきて涙をこらえるのに必死だった。

    この場合は、未来で本人がどういう状況で未練を残すことになったのかを説明する際に使います。

    その時の状況と感情を文章に盛り込むことで本人がどれほど未練があったのかを表現できます。



次に英語での使い方をご説明します。

英語で「後ろ髪を引かれる」は、feel as if one’s heart were left behind (心が後に残るような感じがする)と訳します。

feel as if ~(まるで~のような感じがする)は文型表現です。

leftはleave(動詞)(去る)の過去形にして使います。


例文にすると、She felt as if one’s heart were left behind.(彼女は心残りを感じた。)

また、reluctant(形容詞)は気の進まない、嫌々ながらの、という意味です。

reluctant to do ~ で、~するのが気が進まない、嫌々~すると表現できます。

例えば、I was reluctant to leave my family.(家族と別れるのは嫌だった。)

どちらも未練を残すという意味になるので、表現の幅が広がります。


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まとめ

「後ろ髪を引かれる」の類義語を紹介します。

「未練がましい」、「思い切れない」、「踏ん切りがつかない」、「思いを断ち切れない」「諦め切れない」、「思い残す」、「悔いを残す」などがあります。

どの言葉にも過去から前に進むことができないでいる後悔や苦悩が含まれた言葉です。

いかがだったでしょうか。

「後ろ髪を引かれる」とは霊感とは関係のない言葉でしたね。(;’∀’)

ですが、過去に縛られている、過去の出来事のせいで未来に進むことができない、という意味では幽霊も生きている人間も同じなのでしょう。

悲しみや後悔だけでなく根底にあるのは、残されるものに対する深い愛情だということを忘れてはいけませんね。


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