「もしかして道を間違えたのでは?と一抹の不安を感じた。」
というように「一抹の不安」という言葉は、ほとんどの方が耳にしたことがあると思います。


一抹の不安


調べたことはないけど、意味はなんとなくわかる言葉の一つですね。

それにしても「一抹って一体なに?」ってあなたもおもいませんか?

もしかして「二抹」とか「三抹」もああったりして。
「一抹」が「ちょっと」という意味なら、「二抹」って「もうちょっと」になるのかな?

じゃあ「百抹」は「限りなくもうちょっと」となるのかな?
もしそうだとしたら非常におもしろいですよね(#^.^#)

そこで今回は、一抹の不安の意味や使い方についてご紹介します。

まずは「一抹の不安」について考えて、そのあとに「二抹」「三抹」があるのか考えてみましょう(笑)



一抹の不安の意味・読み方とは?


「一抹の不安」の読み方は、ご存知の通り「いちまつのふあん」です。

意味は「ほんの少しだけ残っている不安の念、もしくは不安要素



ここまでは、あなたの予想通りだと思います。

さて「一抹」についてですが、これは言葉の成り立ちに関係しているので次の章で解説しますね。


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一抹の不安の語源とは?

言葉を理解するときに重要なのは、言葉の中に存在する単語をしっかりと理解することです。

それぞれの単語を理解することで、より深く言葉の意味を理解することができます。


「一抹の不安」という言葉の中には「一抹」「不安」という単語がありますね。

そこで、「一抹」と「不安」それぞれについてしっかりと理解していきましょう。

  • 「一抹」について!
  • そもそも「抹」とは「なでる、こする」という意味。

    よって「一抹」とは絵筆のひとなすり、ひとはけの意から「ほんのわずか、かすか」という意味になります。

  • 「不安」について!
  • 「不安」とは「気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。」という意味。



したがって「一抹の不安」とは「ほんのわずかな心配事」つまり「ほんの少しだけ残っている不安の念」と考えることができます。


少しの不安


では、「二抹」「三抹」は存在するのでしょうか?

結論から言うと、存在しません。個人的には、非常に残念です…。

上記で「抹」の意味を解説しましたが、「一抹」の場合「ひとなすり、ひとはけ」となるので「二抹」という言葉になった場合「ふたなすり、ふたはけ(この言葉が正しいかはわかりませんが)」となります。

ちょっと意味がわかりません。

「ひとなすり、ひとはけ」といわれると、なんとなく「ちょっと」と想像できます。

しかし「ふたなすり、ふたはけ」と言われると「少ない」と伝えたいのか「多い」と伝えたいのかわからなくなりますね。


一抹の不安の使い方・例文

意味を理解すると使いたくなりますよね。

そこで、「一抹の不安」の例文をまとめました。

例文を読んで、正しい使い方を学び、さっそく使ってみてくださいね!


私「昨日、散歩のついでに近所のスーパーに行ったんだ。小腹がすいていたし、お菓子買おうかなって思って。」

友人「なんのお菓子買ったの?」

私「コアラのマーチが安かったから買おうと思ったの。ただ、レジに並びながら、お財布持って来ていたかな?って一抹の不安を感じたんだ。」

友人「レジに並ぶ前に確認しなよ…。それで、お財布持っていたの?」

私「残念なことに、不安は的中してしまったよ(-_-;)。お財布持って来てなかったからコアラのマーチ買えなかった。レジですごく恥ずかしい思いをしたよ。店員さん笑ってたし。」

友人「店員さんもいい迷惑だっただろうね。次からは気を付けてね。」
(以上、実際にあったお話です(#^.^#)


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まとめ

さてさて、「一抹の不安」についてですが、しっかりと意味を理解していただけたでしょうか。

「二抹」「三抹」ましてや「百抹」という言葉は存在しないのでお気を付けください(笑)

それでは、「一抹の不安」をさっそく使ってみてくださいね。


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